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アイフォニア(iPhoner)には、これがいい!:その13[iSort、タップフォーム]

   〓 そもそもカード型データベースは少ないけど、これは使える 〓

 今はなき、SONYのCLIEやPalmなどのPDAからiPhoneに移行した皆さんは、今まで使っていたアプリに代わるiPhoneアプリを探すのに結構苦労していると思う。いや、あまり苦労していないかもしれない。何しろ、iPhoneアプリはやたらと数が多い。おおよそ考えられるアプリは出尽くした感がある。
 しかし、今年の4月から私はあるアプリを探し続けていた。それは、CSVファイルをリスト⇔カード型で表示してくれるソフト。最初はスプレッドシートを試していたが、明らかに閲覧性が悪すぎる。iPhoneの画面は携帯電話としては広いものの、PCの代替になど到底ならない。
 求めている用途はたった一つ、既読図書のデータをPC上のExcelで管理していて、これをiPhoneで持ち運びたい。以前このブログで紹介した「BookRemark」という図書管理ソフトも使っているが、これに今まで読んだ本を登録するのは並大抵ではないし、そんなことはしたくない。そこで見つけたのが、今回紹介する「iSort」だ。前置きがかなり長くなったが、このソフトは、結構使えると思う。

  1. CSVファイルを読み込んでデータベース化可能。属性も後付で変更できる(但し読み込むデータは文字コードがUTF-8である必要がある)。
  2. 2つのカラムを指定してデータをソートし一覧表示できる。但し、数値のソートはNumericを判断しない。つまり数値のフィールドに[9],[10],[500]があった場合は[10]→[500]→[9]の順番に表示される。
  3. リスト表示では、カテゴリフィールドとソートフィールド以外に2つのフィールドを表示できる。
  4. 検索は単純検索のほか、And,Orによる複合検索が可能。

 まあ、私としてはCSVデータを読み込めて、データソートとカード表示が出来て、検索が出来ればそれでよいのだが、あえて問題点を述べるのなら以下の点が上げられる。

  1. 日本語にローカライズされていない。そのため、日本語入力、表示は出来るものの、日本語をインデックスとして扱うことは出来ない。例えば、各レコードにA-Zの記号を追加しておくと、そのフィールドを使用してグルーピングできるうえ、画面右にはジャンプするためのインデックスが表示される。しかし、日本語ではグルーピングまで出来ても、インデックスとしては扱えない。但し、ソートは漢字コード(UTF-8)順にソート可能。
  2. 選択レコードや、全レコードを一括して消去できない。編集をPCベースで行いiPhoneでは閲覧だけをする場合は、月に1回くらいのペースでデータを入れ替えたいのだが、それは難しいようだ。iSort上のデータベース自体を一度削除してから、CSVの読み込まないと、データが2重になる。いわゆるキーフィールドは持っていないようだ。以前CLIEで使っていたデータベースはCSVファイルをダイレクトに扱えたので、ファイルを入れ替えるだけだったのだが・・・・。
  3. フィールドに対して細かい指定が出来るのだが、指定をする画面も細かいため、ちょっと操作に苦慮することがある。とくに、ドラム選択が小さいため、項目を選ぶときに多少いらつくかもしれない。

 他のiPhoneアプリ同様、このアプリも使い方はそれほど難しくはない。まず、iSort上でデータベースに名前をつけて追加し、空のデータベースにCSVファイルを読み込めば、とりあえずはデータベースが完成する。

 CSVデータをPCから読み込むには、iSort上で作成したデータベースの入力画面で、WiFiボタンをタップして、iSortのWebServerをスタートする(画像2)。するとPCのブラウザからiSortにアクセスできるようになる。PCのブラウザ画面でアクセス後は、iSortのデーベースに対して直接レコードの編集と、CSVファイルのアップロード、ダウンロードが出来る。ここでファイルをアップロードする際に注意するのは、アップデータのテキストコードをUTF-8に設定することだ。また、日付ーデータの場合は表示形式を、[yyyy-mm-dd]といった、ハイフォン区切りにすると、iSort上で日付として認識するようだ。

 

 画面3を見て分かるとおり、各フィールドごとに細かい設定が出来る。設定できるフィールドの種類は、[Text][Numeric][Yes/No][Picture][List][Date][List][Table]。[Text]フィールドでは、URL、eMail、PhoneNumなどの特別なフィールドタイプが選べる。また、各フィールドで、カード画面上でのデータ表示と非表示の指定が出来る。

画面1Iphone 画面2 Iphone_148 画面3Iphone_135

 画面4の様に、ソートフィールドには[Sections]というグルーピングされるフィールドと[Lines]という表示用のフィールドが指定できる。それ以外に、[picture]と、その他のフィールドを2つ表示させることも可能だ(ちなみに下記でフィールド名を「フラグ」としているのは、「既読=1、未読=0」のフラグのことである)。本来ならば、画面5のリストの右側にはインデックスが表示されるのだが、どうやら[Sections]で指定したフィールドの先頭文字が英字でなければ、インデックスは表示されないようだ。画 面6はリストから「レッドゾーン(上)」をタップしたところ。

画面4Iphone_145 画面5Iphone_137 画面6Iphone_143_3

 検索は、単純に全フィールドから検索する方法(Simple)と、細かい指定をする(Advance)の二通りの検索方法がある。画面7は、AdvancedSearchを指定しているところで、[書籍種別=小説]And[著者=井上]を検索しようとしている。検索条件の追加は、論理上は無限に出来るらしい。そして、ここで指定した検索条件は、ブックマークとして登録できる。この機能は非常にありがたい。よく読む作家の名前を検索条件にしてブックマークしておけば、必要なときに読んだ本を確認できるわけだ。

画面7Iphone_152

 ここでは、読書記録を作成する例を紹介したが、一般にExcelに保存されているデータであれば殆どハンドリング可能と思われる。さらに、これだけ機能が充実していて、値段は600円と非常に安価だ。通常のフォームに載らないデータをiPhoneに載せたいと、日ごろから思っていた方は、ぜひこのiSortを試して欲しい。

 ところで、このブログのタイトルに載せたように同様のデータベースソフトで「タップフォーム」というアプリがある。しかし、以前はダウンロードできたはずが、現在はなぜかAppSotreに登録されえていないようだ。そのためこの二つを比較のしようがないのだが、現在のところは、この「iSort」で殆ど必要な処理は出来そうだ。タップフォームについては、他のブログでも紹介されているので、一度、「iSort タップフォーム」で検索して見られることをお奨めする。
 ちなみに、読書記録以外の、私が試しに使ったデータをここにアップしておくので、「iSort」か「タップフォーム」を入手した際は、これらのデータをお試しいただきたい(すべてテキストコードはUTF-8)。

  1. 「元号年代一覧」をダウンロード
  2. 「日本のことわざ」をダウンロード
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コメント

タップフォームのAppStoreへの登録は再開したようです(09/09/03)

投稿: 本人 | 2009年9月 4日 (金) 02時30分

最近iSortのバージョンアップにより、WebからのCSVファイルインポート時に、データ追加もしくはデータ入れ替えの選択ができるようになりました。ありがたや…(10/3/22時点)

投稿: 本人 | 2010年3月22日 (月) 23時39分

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