Twitterは脅威か?もしくはクルートレインマニフェスト?
最近Twitterを始めてから約一ヶ月。徐々にその同時性とゆるさに慣れてきた。しかし、さらには脅威を感じることも多い。脅威、というかすごさといおうか。Twitter上で起こっていることは、以前記事にした「クルートレインマニフェスト」で書かれた事を、ますます具現化してるからだ。
おそらくは多くの人がフォローして注目している人物、ソフバンの孫社長の対応。一時期その対応の早さに衆目が集まったが、どうやらそれは話題性を求めてやったことではなく、ユーザーからの直接の声に対応することが、会社の利益につながると考えてのことらしい。誰の考えかって?もちろん孫社長!。おそらく孫社長自身は直接ユーザーの声を聞くためにTwitterを利用してるのだろう。
例えば、孫さんの次のツイートだ
masason はい。気まずい店が有ったら遠慮無くツイート下さい。RT @popunk: ソフトバンクショップは契約関連や端末購入などの用がなくても、Wi-Fiや充電目的で時間潰しに利用しても良いということですか?
〓 それで?何が脅威か
ソフバンユーザーとしてはこれはうれしい限りではないか。何しろお客様相談室といったまどろっこしい仕組みを取っ払って、直接社長に直談判できるのだ。しかも、誰でも!。ただ思うのは、ソフバンモバイルの社員の胸中だ。かれらは、次に孫社長がどんな公約するのか、戦々恐々としているのではないか。例えば今回のように、ショップ全店にiPhone充電器を設置すると公約すれば、各店舗では場所を用意して、充電器を設置してと、それらを数時間で完了させなければならない。この準備時間は憶測だが、孫さんのツイートを見る限りは4~5時間でやらせているのではないかと思われる。店舗によっては全員が顧客の対応に追われている場合もあるだろうから、結構大変だろうと要らぬ心配をしてしまうのだ。
もう一つの脅威は、競合他社がおそらく同じようなやり方ができないであろうこと。例えばDOCOMOの社長がTwitterを使って同じように顧客の声に直接答えるとは考えにくい。
今回の決算ではソフトバンクの営業利益がKDDIのそれを追い抜いた。会社の規模から言えば、これはKDDIにとっては脅威のはず。のみならず、その配下には多くの企業が存在しており、その会社で働くものにとっても脅威であるはずだ。
〓 社会全体がやはり今までとは異なる方向に向かおうとしているのか?
Twitterはその即時性で注目を集めている。しかしそれだけではなく、新しいコミュニティの形成にも多く一役買っているのだ。企業の力が弱まり、TwitterやSNSでコミュニティを形成するクラウド(群集)の力がどんどん強くなっている。孫社長の対応はその現われ、という側面も持っているはずだ。
1789年フランス革命は、カミーユがパレ・ロワイヤルで「武器を取れ」と演説を始めたことが端緒であるとされている。民主主義の誕生がそんな小さなつぶやきから始まったことを思うと、Twitterは革命を起こしやすい土壌を広げて地球全体を覆いつくしているといえなくもない。誰かのつぶやきが全世界をひっくり返す、ということもありうるだろうか。
インターネットによる情報革命といわれながらも、社会制度に何の変化も見られなかった今までを考えると、大きな変化はやはりこれから来るのだろう。Twitterを見るたびに、タイムラインの向こう側に大きな変化の兆しが顔をの覗かせているような気がする。
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