iPad用BTキーボード：ELECOM TK-FBP013EWH

〓 ELECOM TK-FBP013EWH 〓

　以前の記事で紹介したキーボードを早速買ってきました。なかなかよいです。はっきり言ってお勧めします。
　写真を見ていただければわかる通り、非常に小さいです。キーボードの大きさとしては、SonyVAIO-Pシリーズとほぼ同じ。もし手元にVAIO-Pのキャリングポーチがあったら、このキーボードはピッタリ収まりそうです。ただ、喫茶店であのカラフルなポーチからこのパソコンホワイトのキーボードを取り出すのは少し勇気がいるかもしれません。（ちなみに同類の黒いキーボードTK-FBP013BKもエレコムから出ていますが、こちらはiPadに対応していないようです。要注意）

〓 携帯に便利な大きさ

　堅牢な作りで、めったに壊れることはないと思われます。キートップをカバーするケースがあれば完璧ですが、背面にメインスイッチがあって、キースイッチによる誤動作はないので、裸のまま鞄に入れても特に問題はなさそうです。重さはiPhoneとほぼ同じ位です。
外形寸法：W221.2×D99.0×H20.8mm
キーピッチ：15.6mm
重量：約246g（電池含まず）
電池：単４乾電池×２本
　カタログではアルカリ乾電池を通常利用時約３ヶ月利用可となっています。未使用の時間が２時間をすぎると省エネモードに切り替わり、なにかのキーを押すと復帰します。

〓 キータッチは多少安っぽい感じ

　さすがにキーピッチは小さいです。しかし、小さめのキーボードに慣れている人は、それ程違和感がないかもしれません。
　キーの沈みは、やや固めの設定で、クリック感があります。ストロークはかなり浅く、通常のキーボードに比べると違和感があります。もし、ここまで浅いストロークしか確保しないなら、本体をもっと薄くして欲しいと思いました。

〓 便利な機能

　このキーボードを使うことで、iPadのソフトキーボードでは苦労した多くの部分が改善されます。まず、矢印キーを使うことが出来るので、文章を編集するときにいちいち画面に手を伸ばす必要がありません。かなモードとUSモードの切り替えには専用キーがスペースバーの横に配置されていて、ワンタッチで切り替え可能です。
　iPadやiPhoneで使用する場合は、Commandキーの機能割当が使えます。カットペーストなどは、マックのキーボードと同じように使えるようです。
　私はマックを使っていないのでこれは憶測ですが、［BS］キーや、矢印キーとの組み合わせも、おそらく通常のマックと同じでしょう。マック使いの人には便利な機能だと思います。
　一方で、Windowsキーも揃えているので、通常のWindowsキーボードとしても使えます。
　［Shift］＋［⇒］キーで、文字列の選択ができます。キーボードとしては通常の機能ですが、これはかなり便利に感じました。
　独自の機能としては、［Fn］＋［F1］キーで登録ホストの切り替えができます。1台のキーボードを、iPadとiPhoneなど、複数の機器で利用する場合は便利な機能です。［F1］と［F2］に登録したデバイスは、［Ctrl］＋［Tab］キーを押すことで交互に切り替わります。

〓 価格について

　最後に値段についてですが、ネット販売では送料抜きの4,300円位から出ているようです。初期不良の場合の対応が心配だったので、私はクレバリーにて5,470円で購入しました。以前からワイヤレスキーボードをデスクトップ用にも購入しようと欲していたので、iPadにも使えるこのキーボードは良い買い物だったと思っています。ただ、外出先でiPhoneにも使いたいのですが、いかんせん私のは２世代前の「3G」なので、接続できませんでした。残念！

〓　こんなものもお奨め

　エレコムのBTキーボードは、他にも2種類あります。
◆折りたたみ式 TK-FBP017BK
　外出先でiPhone用に使いたい方はこっちのほうが良いかも。但し、値段が9,000円以上しそうなので、他のメーカのものと比較しつつ十分検討した方が良いかもしれません。
◆フルサイズ　TK-FBP014EWH
　外出先ではなく、家の中だけでiPad用とWindowsPC用に併用使用するなら、断然これです。また、小さいキーボードが駄目な人にもお奨め。キーストロークについては、触っていないのでなんともいえません。

　以上、iPad用キーボードに関するレポートでした。