iPad用BTフルキーボード：ELECOM TK-FBP014EWH

〓　今度はELECOM BT「フル」キーボードの紹介

　以前買ったELECOMのミニキーボード、価格もリーズナブルでなかなか良かった。しかし、[o]のキーでチャタリングが発生して、購入したお店で快く交換してもらったのは前述のとおりです。ところが交換したキーボードをしばらく使っていると、またなぜかチャタリングが発生、今度は以前よりももっとひどくなっていました。そこでもう一度交換をお願いすることにしました。

　2回目だというのに、いや2回目だからなのか、店員さんは前回と同様に快く交換に応じてくれました。さらに、初期不良といこうことで交換をお願いしたますと言ったところ、定員さん、前にもまして恐縮しながら、こんな提案をしてくれました。
「前と同じものでも大丈夫ですか？」
「へっ？」
と、私。つまりどうやら同じ製品だとまた初期不良になる可能性があるので、違う製品に交換した方が良いのではないか、ということのようでした。これは、私にとっては渡りに船、外に持ち出すこともないのに、窮屈なキーボードを使うのはなんだか勿体無いような気がしていて、もしかしたフルキーボードの方がよかったのではないかと、多少の後悔をしていたところでした。
そこですかさず
「では同じELECOMのフルキーボードの方にしてもらえますか？」
ということで、商談即成立。値段もメーカーも同じなので、手続き上一度返金処理をしましたが、すんなりと「ELECOM TK-FBP014EWH」フルキーボードに交換してもらいました。

〓　家用のWinPC+iPad用BTキーボードとして使う

　このキーボード、キータッチは適度なクリック感があります。ストロークは結構浅く、ノートパソコンとほぼ同じくらいですが、元々私はストロークが浅い方が好きなので、気に入っています。ただし、キーボードが全体的に軽くできているので、キーボードを叩く音がカチャカチャと安っぽい音を立てるのは少しだけ不満です。

　US101キーの配列になっているけど、日本語106キーボードとの違いはそれほど感じられません。ただし、少しだけ難点があって、一応「NumLock」がついているものの、キーボード本体には「NumLock」や「CapsLock」のインジケータがありません。iPadを使用する場合は元々これらのキーが有効ではないようなので、特に気になっていませんでしたが、WindowsPCで使う場合は多少は気になるかもしれません。

〓　またチャタリングが発生、原因は電波干渉だった

　ところで、使い始めてから二日ほどたった頃に、またあの激しいチャタリングが始まりました。二三個余計にキーが入力されるというレベルではなく、キーを一回押すと、そのキーがしばらく連続して入力されます。しかも、特にどのキーということはないので、機械的な問題ではないようでした。
　よくよく調べているうちに、WiFiの接続先が切り替わると起こる現象だということがわかりました。実は我が家では古いBUFFALOの無線LANと、新しいFonの無線LANを併用しています。iPadは、通常はFonに接続しておいて、切れた場合はBUFFALOに切り替わるようにしていました。それがなぜかiPadがBUFFALOと接続したときだけ、このキーボードがチャタリングを起こすことがわかったのです。
　多分、無線LANの周波数がBTの無線と干渉しているのだと思います。実際にFonの無線LANに接続している分には、問題なくキーボードが使えます。

　そう言えば昔二台のPCが干渉して似たようなことがあったのを思い出しました。といってもかなり昔です。当時、DECのノートPC（クロック周波数 75MHz）と、PanasonicのノートPC（クロック周波数150MHz）を近くで使うと、PanaのノートPCの外付けフロッピードライブが使えなくなるという現象がありました。二台のPCのクロックが整数倍だったので干渉を起こしたのだと思います。
　いま家の中は電波だらけですから、なんかの拍子に電波が干渉して不具合が起こるというのは良くあることなのでしょう。電子レンジのそばで何かを使うと動かないという現象をよく聞きますが、それと同じなのかもしれません。

　結局2台目のミニキーボードも、キーボード本体の不具合ではなく、無線LANとの相性によるものだったようです。ELECOMさんとクレバリーさんには変な疑いをかけて申し訳なかったと反省しています。おかげさまで、今はこのフルキーボードを快適に使わせていただいています。皆様にもお勧め。フォローになりましたでしょうか。価格が安いので、私も将来iPhone4に切り替えたら、ミニキーボードの方をもう一度買おうと思っています。
失礼しました「(^^)