人は他人の話なんて聞かないもの、らしい 『「話し方」の心理学』 ジェシー・S・ニーレンバーグ著
副題:必ず相手を聞く気にさせるテクニック
「あなたはコミュニケーションが難しいものだと考えているのですね。特に人との会話がうまくいかず、自分の意見を相手に理解させることができないと。つまり説得するのが得意ではないのですね。
なるほど、いつも人に意見を押し付けられてばかり。だから自分の考えをうまく伝える方法が知りたいということですな。
わかりますよ、だって私だってそうなんですから。人に頼みごとを押し付けられるのって、気持ちいいものではないですよね。わかります、私もおんなじなんです。でもね、ある本で救われたんですよ。それがこの緑色の本です。『「話し方」の心理学』というタイトルですが、別に心理学じゃないですよ。そんなに難しい本ではないです。私にも理解できるんですから。
私がよく悩むのは、上司との会話ですよ、なんといっても相手は手ごわいですから。あなたは?ああ、なるほど、旦那さんとの関係を良くしたいんですね。大丈夫です。この本には、部下と上司とか、同僚とか、夫婦、親子とか、医師と患者なんてのもありますよ。こういった人の会話の例がたくさん載っているんです。駄目な例と良い例がね。
まあでも、その例ってのがよくある会話といえばそのまんまですよ。これって会話の問題ではなく人間性の問題じゃないの、ってのも結構あります。確かに特殊な会話の例とか、例えば不倫相手の妻の会話なんて載ってないですから、あくまで一般論ですよ、この本にある会話というのはね。そういう不倫相手との会話はね、まあ小説によく出てくるからそっちを参考にすればいいんじゃないかな。
そうそう、ここにほら、付箋があるでしょ。ちょっとこのページ見てくれないかな。
4ページ
恋人が、伴侶が、まともに意見を聞いてくれないとぼやく人に朗報がある。そう思っているのはあなただけではない。たいていの人は自分以外の人間など眼中にないのである。少なくとも人の知識や意見にはさして注意を払っていない。
これ「朗報」ってことじゃないよね。文章おかしいでしょう。おかしくない?・・・。
あれ、別なこと考えてたの?全く人の話し聞かないひとだよね、あんたって。
なに?、関係を終わりにしたいってどいうこと。旦那にばれそうなの?。この前気をつけろって、さんざん言わなかったっけ。ホントに人の話を聞かない人だよね。だから旦那ともうまくいかないんじゃないの。えっ?、おれのとこはだいじょぶだよちゃんとコミュニケーションしてるから。
ちゃんとこの本読んで勉強しなよ、まったく。そうすれば少しは相手の気持ちもわかるようになるんじゃねーの、っつーの。って。あっ!、なんで帰るんだよ・・・」
というふうにならぬように、この本を読んでおきましょう。
※おかしな文章ですみませんです「(^^)。
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