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スマホやiPhone/iPadのモバイルに 『Bluetooth Keyboard PKB2A-A25SL3』 ONKYO

〓 これは価値ある逸品だ

 最近、Ankerの[Bluetooth Keyboard]を購入したばかり。なのに何故か、凝り性もなくAmazonサイトを眺めていると、わりと良さそげなキーボードを発見しました。Ankerのキーボードはいかにもチープな感じだったけど、これはなんか写真で見てもよい感じ。こういう直感は割と当たるんです。そう自分に言い聞かせて思わずポチってしまいました。

 ものは品薄状態という訳でもなく、注文してから2日後には我が家に到着。開封してみると、思わずそのシンプルなデザインと堅牢な作りに見入ってしまいましたよ。背面には保護シールが全面に貼ってありました。剥がすと光沢のある白のプラスチック面が現れます。天板はアルミ仕上げ、といってもプラスチックにメッキなのですが、それでもきわめて良質な仕上がりです。

 思わずキーを押してみました。ほとんど音はしません。クリック感がありながらも、キーが落ち込むときに適度な抵抗があります。ふむふむ、これはよい感じだ。すこぶる打ちやすい。
 ふと傍らに投げ捨てた箱を見ると、白のケーブルが折り込みの中に隠れていました。なるほど、これをこうしてここに(ボードの上面エッジの中央)に差し込むわけですな。そして、一方は充電アダプタに。するとファンクションキーにつけられた針穴のようなLEDが赤く点滅しました。このキーボードはバッテリー内蔵です。でなければこの薄さは保てない。

 もどかしさに負けて早速スイッチをON。本体の裏側にあるBluetoothのスイッチをシャープペンの先端で押して、まずはPCに接続してみました。キーコードを入力すると難なく接続。次はiPad(初代)/iPhone4Sへの接続も試しましたが、こちらも問題なく接続できました。

 こうなると、外でも使ってみたくなります。翌週さっそくiPadとともに鞄に忍ばせていざ出陣。かさばらない。大きさはiPadの約3分の2。薄いので重ねて持ち歩くには非常に都合がいいです。
 喫茶店などで使うときは、膝の上に載せてもよし。テーブルの上に載せても、薄さのせいかとても打ちやすい。しかも音がまったく静か。よくあるパチパチという音が殆ど出ません。
 このキーボード、毎日持ち歩くことが出来そうです。

〓 今まで使ってみたものと比較してみる

 さて、今までいくつかの「Bluetooth Compact Keyboard」を使ってみましたが、それぞれのデータ比較表を掲載します。

メーカー iBuffaro Anker ONKYO
型番 BSKBB22BK AK-98ANSLM
78-WBTJA
PKB2A-A25SL3
価格 2,775 2,199 1,980
ピッチ 19 19 17.5
ストローク 1.5 2
高さ 122 120 128
285 285 261
厚さ 7 6 8
最厚 20 18 8
重さ(g) 299 318 293
BT-Version 3 3 2
電源 単4×2 単4×2 内臓バッテリー
タイプ JIS US JIS85
リンク

※私が持っているiBuffaloの製品はもう製造していません。そのため、現在販売中のものを掲載しました。旧製品のレポート記事はこちらです

〓 現物写真比較

Dscn0825_r Dscn0828_r
上から
iBuffalo
ONKYO
Anker
裏面の様子。順番は左に同じ。
ONKYO製は横幅が一番狭い。

Dscn0826_r Dscn0834_r
横から見た様子。突起のない薄さが際立ちます。 ONKYOのそれは完全にフラット。
本体上部はキートップと同じ高さ。

Dscn0829_r Dscn0830_r Dscn0831_r
ONKYOの[Enter]は大き目で扱いやすい。その代り矢印キーは小さい。インジケータはファンクションキーについている。 Ankerの[Enter]は一番小さめ。下のShiftのほうが大きい。Batteryランプはアクセスランプと兼用だ。 iBuffaloもやはり[Enter]は小さい。白いシールが貼ってあるのは、自前で貼ったUSキーのキーアサイン

Dscn0832_r 20131127_0_37_08_r
高さを比較してみた。ONKYO製が一番高い。 ONKYO製品に付属するUSBケーブル。バッテリー充電用。このケーブルでPCと接続してもUSBKeyboardとして機能しない。

〓 ONKYOキーボードの特徴は

 このキーボードの特徴を並べてみました。

  1. 本体に突起がなく薄い。
  2. キータッチがすこぶるよい
  3. バッテリー駆動
  4. 作りが非常にしっかりしている
  5. iPhone/iPadと接続できる(ただしUSキーボードとして認識する)
  6. iPhone/iPadではFanctionKey(ボリュームなど)が機能する
  7. 見た目の高級感がある
  8. なんといっても2,000円は安いでしょ

〓 それぞれの特徴と使い道を考えてみる

◆iBuffalo

 このキーボードはモバイルにも使えますが、机を広く使いたときに活躍すると思います。まずJISキーであることで、一般のキーボードとして使いやすい。また、チルトが付いているので傾斜を付けて使うことが出来ます。新製品は電池の持ちも良いようです。
 実際、我が家ではデスクトップ用キーボードとして活躍しています。

◆ONKYO

 今回紹介したのこのキーボードはぜひモバイルで使って欲しいですね。まず薄いし見た目がよく、しかも打音が静か。ただし、JISキーボードながらiPad/iPhoneで使う際はUSキーボードとして認識するので、記号のアサインが変わります。私は文章しか打たないので記号キーはあまり使わないのですが、プログラムコードを書く場合は多少戸惑うかもしれません。AndroidやWindows8タブレットではJISキーが使えるので、最適だと思います。
 バッテリーが切れた時のためにモバイルバッテリーを持っていると安心です。モバイルバッテリーについてはこちらを参照してください。

◆Anker

 USキーボードなので、iPhone/iPadに最適です。ただし少しチープな作りなので、高級感を求める方には向かないかもしれません。iPad用のキーボードとして普段家の中で使うには良いキーボードです。

〓 最後にONKYOキーボードについて

 ということで、新しく購入したONKYOキーボードを中心に紹介しました。このONKYOキーボードはPCの付属品として製造されているようです。なので、梱包の箱は本体型番のシールしか貼られていません。また本体とケーブル以外には、説明書(A4コピー1枚)と、90日間の保証書(はがき大)が入っています。本体はゴージャスですが、梱包は簡素な無印良品的な逸品でした。
 要するに一般の家電量販店には売っていないのですね。どうりであまり話題なっていないと思いました。しかし、このキーボードは買って損のない一品といってよいと思います。もしかすると、この製品はすでに入手可能な状態ではないかもしれませんが、その際は何卒ご容赦ください。

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