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iPhoneからiPadへの機種変更は有効か 『iPad mini Retina』 Apple

 前回のiPhone4s購入からやっと2年目を過ぎ、いつでも機種変更可能な状態となった。今までなら、ここでiPhne5sに機種変更をするところである。気を付けなければならないのは、異種変更によって契約が変わり、料金が高くなるということだ。そんな事情もあり、このまま今まで通り新しいiPhoneに機種変更するべきか思い直してみることにした。

〓 iPhoneの使い方

 いままでiPhoneをどのように使っていたかを分析してみると、ほとんど通話には使っていなかった。その用途を自分なりに分析してみると下記のようになると思う。

  1. SMS送信
    毎日1回、家族に対して帰りの時刻を連絡
  2. 情報収集
    毎日1〜2時間、ブラウザ、電子新聞などによる
  3. テキスト作成
    週に2〜3回、1時間くらい。
  4. ナビゲーション
    地図による確認、乗り換え案内による確認
  5. 通話
    月に1〜2回、お店の予約など
  6. 音楽、ポッドキャスト
    毎日、通勤時間や移動時間

 このように羅列していみると、果たして携帯電話としてのiPhoneが必要だろうか?という疑問が湧いてくる。そこで、これらを「iPad mini」に置き換えた時、どのような不都合があるかを考えてみた。

〓 「iPad mini」はiPhoneの代替になるか

 iPhoneであれば胸ポケットから取り出すのであるが、「iPad mini」の場合は、鞄から取り出すことになる。この点が、iPhoneと「iPad mini」とで明確に異なる。もし、iPhoneの代わりに「iPad mini」を持ち歩くとすると、いままでiPhoneを使って実現していた物事がどうなるのかを考えてみた。

  1. SMS送信
     電車や喫茶店から送信するのであれば、携帯である必要はない。むしろ、iPadのほうがテキストを打ちやすくて良いのではないか。そもそも歩きながら携帯からメールするのは良いことではない。
  2. 情報収集
     現在は電車の中や、外での喫煙中によく携帯を覗き込むのであるが、それは暇つぶし程度でしかないとすれば、iPhoneである必要性はないだろう。
  3. テキスト作成
     これはむしろiPadminiのほうが扱いやすい。
  4. ナビゲーション
     ナビゲーションが必要となる瞬間に地図などを見るという意味では、ポケットからすぐに取り出せるiPhoneだからこそできることである。しかし、歩きながらスマホを見るのは危険だ。iPhoneで行き先を確認する場合も、立ち止まってから見ることを前提に考えるなら、iPadをカバンから取り出して地図を見ることはそれほど手間ではない。
  5. 通話
     LineやSkypeを使うのであればiPadでも通話はできる。頻繁に通話が必要な場合は、ヘッドセットを購入することで対応できると思う。
  6. 音楽、ポッドキャスト
     これは、iPadではなく、iPhoneをそのまま活用すれば良い。つまり、SIMカードを抜いた状態でiPhoneをiPodとして利用すればよいだけの話である。

 結果的に、以下のことが言えるのではないか。

  1. iPhoneは電話メインであり、本来であれば通話主体で利用されるべきものであるが、実際にはデータ端末としての利用が多い。
  2. iPadはデータ通信、ブラウジングがメインで使われるべきもの。セルラーモデルはキャリアでしか販売していないが、そのために通話には利用できないという先入観がある。仮にiPadのテザリング機能を利用してFaceTimeをiPhoneで使えば、問題なく電話としての利用が可能となるのではないか。

 ということで、どう考えても通話が少ないユーザーは「iPad mini」を持つほうが便利という結果になる。例えば電子書籍を読むことを想定しても、やはり、「iPad mini」が便利という事になるのではないか。

 これは、例えば次のような比喩で考えると分かりやすいかもしれない。

  1. iPhone = 携帯電話+ミュージックプレーヤー
  2. iPad mini = 電子手帳+電子ブック

〓 「iPad mini Retina」に切り替えた時の料金は得か

 さて、iPhoneからiPadに切り替えた場合と、従来通りiPhone5sに切り替えた場合の料金の差を検討する。以降はすべてSoftbankで契約した場合である。

まず、iPhone5sに切り替えた場合。
 現行料金:5,437円
 新規料金:7,400円
その差約2,000円

 もし、現行のiPhone契約を解約して、iPad mini Retina16GBに買い替えた場合は5,775円となり、350円ほどの増額で済む。年間にすると、4,200円の増額である。

 Softbankの「スマホまとめて割」を利用るとどうなるか。この場合は機種代をいれても4,725円となり、現行よりも700円ほどお得である。

 さらにタブレットセット割りを利用するとどうなるだろうか。iPadの毎月の支払額:1,365円、この場合は、機種代は含まれないので、別途割賦購入する必要がある。機種代は分割払いで2,310円となり合計で3,675円である。これだと、現行よりも1,700円ほどお得だ。年間では約20,000円も得になる計算である。

ここで整理してみよう

現行料金     5,437
機種変更の対象  月額料金 月額増分 2年増分
iPhone5s機種変     7,400     +1,963     46,464
iPadへの機種変     5,775     +338     8,112
スマホまとめて割     4,725     -712     -17,088
タブレットセット割     3,675     -1,762     -42,288

 さて、「スマホまとめて割」も「タブレットセット割」も、同じ契約者が追加で契約することを前提としている。ということは、家族の中でiPhone5の契約があれば、これを利用するしかない。本来であれば電話を利用したいところであるが、データのみ利用することを前提に、2台目の端末をシェアするという方法だ。Simフリーによるデータ通信契約も検討したが、iPadを使うことを前提とするとこれらは使えない。そして、「iPad mini」を使うのであれば、「タブレットセット割」を利用するのが一番よさそうなのである。

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