2013年読んだ本ピックアップ
あけましておめでとうございます。
今年も年頭に、昨年読んだ本のなかで面白ためになった本をピックアップします。
読んだ本の冊数が今年は少なく、合計58冊でした。カッコ内は一昨年の数字です。
◆心のビタミン 11冊(43)
1.小説 7冊(36)
2.エッセイ 4冊(7)
◆思考の炭水化物 28冊(24)
3.ビジネス 14冊(8)
4.自己研鑽 14冊(16)
◆知識のタンパク質 19冊(36)
5.歴史と未来・科学 13冊(26)
6.ノンフィクション 6冊(10)
今年は以下の本をピックアップしました。ブログ記事で紹介していない本もありますが、機会があれば再読して紹介したいと思います。
1.小説
『百年法』 山田宗樹著
日本の少子高齢化をモチーフにしたディストピア小説。
もし人類が永遠の生を得たらどうなるか?
そういえば最近「長生きをしたい」というのをあまり聞かなくなった。
2.エッセイ
『第2図書館補佐』 又吉直樹著
コメディアンが書く本なんて…、と思うなかれ。
又吉さんの日常のなかに潜むウィットに富んだエッセイ。
3.ビジネス
『企業が「帝国化」する』 松井博著
アップルやグーグルといった無国籍企業は何を支配しているか。というよりも、それ自体がひとつの国家に近いという話。
4.自己研鑚
『知の逆転』 ジャレド・ダイアモンド他
何度でも読みの直したくなる本。この本から読むべき本をたどる事ができる。
5.歴史と未来
『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』 森山優著
なぜ太平洋戦争という無謀な戦争に至ったか。いったい誰がそれを決断したのかが判る。
実際には誰も決断を下していなかったのだった。
6.ノンフィクション
『カウントダウン・メルトダウン』 船橋洋一著
今年最も面白かった本。311で起きた原発事故。その対応に追われた現場はほぼ戦争状態だ。なぜ日本はアメリカの支援を一度断ったのか。なぜSPEEDIが動かなかったか。疑問に思っていたことのほとんどがこの本で解決する。
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