建設業経理士2級を受験することになりました
突然ですが、明日9月7日に「建設業経理士2級」なる試験を受験してきます。この資格を知っている人は少ない思いますが、まあ建設業という冠がついているだけあって、けっこうマイナーな資格だったりします。だったらなぜ受験?という疑問は置いておいて、日商簿記2級の資格と何がどう違うのか、をここで明らかにしておきましょう。ほとんど思い付きですが・・・
実は、試験の内容としては日商簿記2級とかなり似通っています。もともと建設業経理士というこの資格試験自体が日商簿記をベースとしているようなので、当然と言えば当然ですが、一度日商簿記を受験した方にはとっつきやすい内容となっています。
- 試験時間は2時間
- 出題は全部で5問
- 出題の構成はよく似ている
第1問)仕訳問題→ほぼ同じ
第2問)文章問題→かなり違う
※文章中に数値を穴埋めする問題
第3問)原価計算→日商簿記の第5問に近い
第4問)原価計算→日商簿記の第4問にやや近い
第5問)精算表→日商簿記の第3問に近い
- 合格ラインは100点中70点以上
試験難易度としては、おそらく日商簿記2級を取得していればそれほど高くないと思います。それと、この試験の過去問を解いていて気づいたことは、あまり複雑な計算を要する問題は少なく、じっくりと検算しながら解答を進めても時間に余裕を持てることです。目指すスケジュールとしては、最初の1時間で第1問から第4問を解いて、第5問に40分をかける。その残り時間で全体の見直しをする、といった感じになると思います。日商簿記の場合は検算する余裕がなかったことを考えると、この試験についてはじっくりと取り組むことができそうです。
細かい違いをもう少し説明すると
- 勘定科目に建設業独特のものが含まれている
- 工業簿記と異なり長期の製造工程となるため、工事進行基準という特殊な会計手続きがある。
それと、配点は低いものの、原価理論に関する出題が第3問か第4問に登場します。これは結構難易度が高いです。過去問では第3回目の第4問に「原価の本質」に関する問題がありました。また、原価の分類についてはよく出題されるようです。これらは日商の場合は簿記1級の出題項目だと思うのですが、建設業では常に原価計算が必要なので重点項目となっているのだと思います。
というわけで、受験の結果はまたいずれ…
※日商簿記2級の受験体制を整えている方が建設業経理士2級を受験するならこの問題集がおすすめです
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