シェーバーの刃は何年持つのか 『フィリップスのシェーバー』 PHILIPS
現在私が使っているシェーバーはもう7年くらい前に買ったものだ。
今より7年ほど昔のことである。それまで使っていたパナソニックのシェーバーは充電池がヘタって、満充電にしても髭を剃っている最中に止まるようになってしまった。これでは髭を剃ることができない。私は直ぐにシェーバーを買い直す必要に迫られた。
そこで、当時まだあった家電量販店ラオックスで、シェーバーを購入することにした。ラオックスの1階でシェーバーを物色していると店員に捕まった。この機会にいろいろ聞いておこうと思い、私は各メーカーの特徴を聞いてみることにした。
まず、パナソニックは刃の数が多いので早く剃れる。ブラウンは深い剃りが可能。フィリップスは剃りに時間がかかるが、肌に優しい。
そんな蘊蓄を聞いた後に少しばかりの隙間を掴んで、私はその店員にホロリと聞いてみた。
「替え刃が高いから、できるだけ刃が長持ちするのがいいんだけど」
「それならフィリップスがいいですね。自動研磨機構があるので、刃が長持ちしますよ。ただ使い方は円を描くようにして剃らないと、深くは剃れませんが。それと…他のシェーバーに比べるとちょっと時間がかかるかも知れません。朝の時間は貴重だったりしますからね」
確かに、朝の時間は貴重である。すこし躊躇したものの、店員の言う「自動研磨機構」という言葉が私の琴線に触れた。
フィリップスの標準的なシェーバーは、回転する刃が3つ付いている。その3つの刃が内側にくねることで、肌にフィットする機構だ。そして、刃タイプが2種類ある。回転する刃が1列のものと3列になったものとがあるのだ。3列タイプの方が当然少し値が張る。1列のタイプは4千円前後、3列のタイプは6千円前後だった。剃り味が良さそうなので3列刃のタイプを購入することにした。
本体の形状は2種類あり、人参のようにスリムなものと、茄子のようにずんぐりしたものとがある。人参タイプは当時最新型なので値段が高かった。1万円以上だったと思う。
早速家に持ち帰って実際に使ってみた。それまで使っていたパナソニックのシェーバーでは首のあたりの横方向に伸びようとする癖髭を剃るに苦労していた。通常のシェーバーは首に刃を当てたたまま横方向に剃るのは構造上難しいのだ。しかし、このシェーバー首周りを横方向になぞることができるため、わりとうまく剃れるようだ。しかも音が静かで肌も痛まない。以降、私はずっとこのフィリップスを愛用してきた。
私は髭が薄いほうだ。その薄くてまばらな髭を剃るために、毎朝テレビを視ながら3分ほど時間を費やす。それを7年間続けてきた。当然、この7年間の途中何度か刃の交換をするべきか迷った。メーカーが推奨する交換時期は2年である。だが、結局未だに一度も刃を交換していない。
実は、最近になりシェーバー自体を変えようと思ったこともあった。きっかけは、充電用のプラグが錆びてしまったことだ。充電スタンドの掃除をしようと思って、プラグを引き抜いたら、なんと、充電スタンド側の端子ごと抜けてしまったのだ。これでは充電スタンドが使えない。いろいろ考えたあげく、結局、充電プラグを直接本体に差し込んで充電することにした。しかし、毎日プラグを差し込むのは面倒である。
私は、このシェーバーが充電せずに何日使えるのか試してみた。何と、このシェーバーのバッテリーは、毎日使っても一週間持つことがわかった。つまり土日に一度充電するだけで良い。それで、シェーバーの買い替えはせずに済んだというわけである。
それにしても、約7年間という長い年月を使っていても、バッテリーが7日間持つのは驚きだった。
そんな理由で、私はフィリップスのシェーバーを今でも使っている。替え刃を交換せずに長く使いたい人にはフィリップスのシェーバーがお勧めだ。多少、髭を剃る時間がとられるのは、肌への優しさの代償であると考えることにしている。
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7年前に購入したPhilips HQ8155 | 昔のクリーナーをそのまま使っている | プラグが錆びてしまった。しかし、本体に接続することで充電は可能だ。 |
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トリマーが付いていない機種もあるようだ | 蓋を開けるようにして中を洗う | 場所によってよく使う刃が決まってしまう。そのため、1ヶ月に一度、刃をローテーションする。 |
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